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Minami’s クラブ

*TV 『大家族』と母へのメッセージ*

ここ最近メールのやりとりをしていた
楽天の読者の方が、先日ハワイに遊びにきたときに
是非Minamiちゃんに見てもらいたいものがあると
1本のビデオをくれました。

TV好きの私のために、彼女はいろいろ録画してくれたのですが
是非見てもらいたいと言っていた番組は
3月に日本で放送された

「大家族スペシャル完結編」

というものでした。
ご覧になったかたいらっしゃいますか?

3男4女の子供がいる大家族の家庭のドキュメンタリーです。

『ある日突然子供たちを置いて母親が失踪。
1年後子供たちと再会するも、父親とは離婚。
子供たちは父親のもとで生活をすることに・・・

長女の彼女はまだ16さい。母親がわりとして
妹弟たちの面倒をみるものの
彼女自身も妊娠してしまう。

出産を経て、本当の母親になった彼女の
家事、育児、家族の病気、そして失踪した母親から
「孫に会いたい」という電話。
心の葛藤の末彼女の出した結論は・・・』

というストーリーでした。

私は最初、一般視聴者的な感覚で番組を見ていて
16歳の彼女のあまりにもしっかりとした姿勢に
感心さえしていたのですが

見ている途中から、自分の母親とのことがダブってしまい
自分の過去を思い出しながら、その当時の気持ちを彼女に
重ね合わせ、時折涙を流しながら見てしまいました。。。。


私のHPに前から遊びにきてくださっている方はすでに
ご存知かと思いますが、私の母親もまた
私の結婚式前に突然失踪しました。

「大家族」の彼らのように、必死になって母親の行方を
探しました。
何も言わず、忽然と私たちの目の前から消えた母を
当時は本当に恨みました。


数年後、父親とも離婚が成立し私の気持ちも落ち着いた頃
「私に会いたい」と妹を通じて連絡がありました。
もう2度と会うものかと思っていた私は
少し悩んで、結局会うことにしました。



数年ぶりに会ったのは都内の駅の改札口。

私を見るなり顔をくしゃくしゃにして涙を流しながら
「ごめんね、ごめんね」と何度も繰り返す母に
私も思わず涙がこぼれ落ちました。そして
憎んでいた気持ちも遠のき、「もういいよ。。。」と母と和解しました。


その後私がアンシーを出産し、母が会いに来たとき
涙を流しながらこう言いました。


「2度と孫を抱けないと思っていたので、こうやって
抱けるなんて夢のよう、Minamiちゃんお母さんを
許してくれて本当にありがとう。。。」





「大家族」の番組の中でも
母親に孫を会わせるか16歳の少女は悩んでいました。


そばで一緒に見ていた私の旦那は

「勝手に子供たちを置いて出て行って
今更、孫に会いたいだなんてそんな勝手な話は許されない。」

とちょっと怒っていました。
怒って当然だと思いました。
私も最初は

「なんて調子がいい!」と思っていました。

でも少女は取材陣にこう言ったのです。


「会いたくないのは私の都合であって
この子には何も関係がない。

この子は父親がいない上に
たった一人のおばあちゃんまでいないなんて
かわいそう。。。
おばあちゃんのいない子にはさせたくない」



結局少女は母親に会うことを決断。
赤ちゃんを連れて1人で母親に会いに行くのですが
そこでその母親は私の母親と同じことを言っていました。

「子供たちを置いて出て行った自分は本当に愚かだった。
悔やんでも悔やみ切れない。
2度と孫を抱けないと思っていたから
本当にうれしい、ありがとう」


勝手に出て行った母親を目の前に少女は言いました。

「この子を抱いた感触をわすれないで。
そして何かつらいことがあったら、この日のことを思い出して
がんばっていってほしい」



私は思わず号泣してしまいました。
この少女の強さと、そしてやさしさに・・・・・



誰にでも間違いの1つや2つあります。

そのお母さんの間違った選択は、子供たちを置いて
出て行ってしまったこと。

後悔しても、後戻りできないことだけれど
本当に悪いことをしたと悔やんでいるのなら
その気持ちを大切にして、子供たちの幸せを
祈り続けてあげることだと思います。


少女も言っていましたが
どんなに憎んでも母親は母親。

自分のお腹を痛めて生んで、育ててくれたんだよね。

自分を生んでくれたこと、感謝しないといけないよね。。

そして自分の子供たちにも同じように

「私を生んでくれてありがとう」

と言ってもらえるような母親になりたいです。。。



私はまだ一度も自分の母親に

「私を生んでくれてありがとう」

と言った事がありません。

でもこの番組を見た後、無性に母親に伝えたくなりました。




:*.;".*・;・^;・お母さん。。。:*.;".*・;・^;・


いろいろあったけれど


それでもお母さんは私の大切なお母さんだよ。


今まで言えなくてごめんね、

そして、本当にありがとう・・・・





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